12`04/08(日) -23:24- この4月からの新番組、「ZETMAN」の第1話を観ました。 事前に、原作漫画最新刊収録の、桂正和と主要キャストによる対談を読んでいたので、17巻分+αを1クール13話に詰め込む事。 原作漫画とは違う、アニメ版独自の結末を描く事。 桂正和自身が脚本を監修していて、面白いと太鼓判を押している事。 は、承知していました。 しかし、いくら原作者本人が面白いと言っていても、詰め込み優先でダイジェストアニメと化し、「JINKI:EXTEND」みたいな失敗をするんじゃ無いかと心配しております(^^; (1クールの短期TVシリーズのアニメの中で、「JINKI:EXTEND」が最悪のアニメだと思っています(^Д^;) ただ、1話目だけで言えば、そんなに非道くはありませんでした。 ジンと高雅を子供の頃からの知り合いにして、おばちゃんの顔の傷をカメレオンが付けて、序盤から灰谷が登場するなどの改変は、物語をコンパクトに再編するに際して必要な措置なんでしょう。 その意味で、13話にまとめる作業は、1話目時点では失敗していないと思われます。 けれど、コンパクトにまとめてしまった事で、プレイヤーたちがどんな仕打ちを受けて来たか、どんな思いで生きて来たか。 ジンとじいちゃんとの間に、どれほどの絆があるか。 そう言った、原作では時間掛け過ぎて全然面白く無かった部分がさらりと流されてしまい、重みや厚みが薄っぺらくなっちゃった感はありますね(^^; 「ZETMAN」は、時間掛けて積み上げた、その面白くも無い部分が、物語が進んでからのバックボーンとして作品に深みを与えていますからね。 多分、13話しか無いので、これから先も表現は軽薄にならざるを得ないでしょう。 上辺だけをなぞって、本当に面白い作品になるのかは懐疑的ですが、一応最後まで付き合おうと思います。 アニメ独自の結末には興味がありますし、原作既読者の場合、これくらいの薄さでも脳内補完が出来て、充分じ〜んと来ます(^∀^; 反対に、初見の方でも充分に物語を堪能出来るのか、感想を聞いてみたいですね。 原作既読者や原作者である桂先生では、説明不足な部分もすっかり理解出来ちゃうから、多分客観的な評価は出来ないんじゃ無いでしょうか。 (だから、桂先生の太鼓判は信用していません(^^;) てな訳で、最悪原作漫画への入り口にはなり得ますし、原作未読者の方も観てみませんか。 たった1クールですから、もしつまらなくてもすぐ終わりますよ(爆)
12`04/07(土) -01:49- この4月からの新番組、「LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜」の第1話を観ました。 オープニングからいきなり独特で面喰いましたが、中身は中々宜しかったですよ。 内容は、言わずと知れたあの「ルパン三世」シリーズの最新作って扱いですが、馴染みのあるアニメ版ではなく、原作マンガ版に近い雰囲気です。 ……いや、まぁ、原作読んだ事無いけど(^^; 原作未読だからあくまでイメージですけど、「ゲゲゲの鬼太郎」に対する「墓場鬼太郎」みたいな感じでしょうか。 第1話で初めてルパンと不二子が出会っているし、もしかしたらまだ次元が相棒になっていなくて、ルパンは一匹狼なのかな? そう言う意味で、ルパン三世・ゼロとも呼べるエピソードなので、正に「墓場鬼太郎」みたいな立ち位置かなと。 それから、シリアスタッチなので、銭形のとっつぁんがとっつぁんって感じじゃ無くて、渋い銭形警部って感じでした。 新キャストの中で、唯一とっつぁんだけが浮いている(山ちゃんは上手いけど、格好良過ぎる)と思っていたんですが、このシリアスな銭形警部には合っていますね。 エピソード的にルパン三世・ゼロでもあるので、むしろルパンと次元も変えて欲しかったくらいです。 まぁ、いまさら言っても詮無い事ですが(´・ω・`) それから、深夜枠って事でB地区解禁されていましたが、別にえっちじゃありませんでしたね。 不二子は充分色っぽかったんですが、エロいって感じじゃありません。 昨今の萌えアニメ、その系統のエロアニメが好きな人の期待には、応えられない作風ですね。 自分は、そっち方面が苦手なので、劇画調の今作は性に合います。 まぁ、まだ1話なので先は判りませんが、少なくともTVスペシャルよりは期待出来ますね(^∀^; 現段階では好感触。 1クールと短いですし、取り敢えずおすすめです。 |